小児歯科ではこどもの成長を考慮しながら、口腔や身体の発育の障害となる虫歯などを治療します。
乳歯が健全で正しく治療されているかは、後の永久歯の歯列だけでなく、大事な成長期の身体の発育にまで大きく影響してきます。
乳歯は痛みだしたり腫れたりすると、治療しても経過が悪いのが現実です。
乳歯はどうせ生えかわるものというのは間違いで、こどもの正常な成長発育には欠かせないものです。
小児歯科においては、治療と同時に予防もさらに大切です。
お子様の初めての定期検診は、乳歯が生え揃う、2.5歳~3歳頃をお勧めしています。
虫歯になり、歯を削るとなると、お子様は歯医者がとても嫌いになります。
少なくとも半年に一回の定期検診を受けて、お子様を虫歯から守りましょう。
もちろん年齢に関係なく、歯に異常が見られた場合には直ちに歯医者へ行くことが大切です。
定期的に検診を受けると、最初に受けた年齢が小さいほど虫歯になる確率が少ないというデータがあります。13歳になったときの比較では、7~8歳を越えて検診を始めた人はそれ以前で始めた人より、2倍くらいの虫歯ができています。
こうしてみると小さい時からの予防がいかに大切かということがわかると思います。
虫歯や歯周病の予防を十分にして、早くから歯を削ったり抜いたりするような治療を受けないですむようにする事が大切です。
ご家庭での歯みがき習慣などのケアはもちろんですが、半年に一度は歯科医院で歯科検診を受けられることをお勧めします。
そうすることによって痛む前に完治し、咀嚼力を確保できると同時に完治した乳歯が永久歯を正しい位置へと誘導してくれます。